できるだけお金をかけないで家を建てたい!という人が必ず知っておくべきケチる優先度のお話
「家を建てたいけど、できるだけ安く抑えたい…」
「コストを削減したいけど、後々後悔するのは嫌だ…」
「削れるところと削ってはいけないところの違いがわからない…」
そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
確かに家を建てるには大きな費用がかかります。
しかし、ただ安く済ませることだけを優先してしまうと、住み始めてからの快適性やランニングコスト、さらには家の寿命にまで影響を及ぼしかねません。
そこで本記事では、「低コストでより良い家を建てるために、絶対にお金をかけるべきポイント」をご紹介します。
重要な部分にはしっかり投資し、不要なコストはカットすることで、長期的に快適で経済的な家づくりを実現しましょう。
最優先でお金をかけるべきポイント
1. 許容応力度計算による耐震等級3の確保
日本は地震大国。地震に強い家を建てることは、安全と資産価値を守るために最も重要です。
耐震等級3は、最高レベルの耐震性能を示し、災害時のリスクを大幅に減らします。
2. 断熱性能の向上
断熱性能が低いと、冬は寒く、夏は暑い家になってしまい、光熱費がかさみます。
断熱等級6(HEAT20 G2レベル)を採用することで、快適な住環境とランニングコストの削減が可能になります。
3. 気密性能
気密性が低いと、せっかく高断熱にしても隙間風が入り、エネルギーロスが発生します。
C値1以下(理想は0.5以下)を目指すことで、効率的な冷暖房と快適な住環境を実現できます。
4. 樹脂サッシ
窓は家の中で最も熱の出入りが激しい場所です。
安価なアルミサッシではなく、断熱性の高い樹脂サッシを選びましょう。
できればペアガラス以上、トリプルガラスを採用すると省エネ効果が大きくなります。
5. 全棟気密測定を実施する会社を選ぶ
気密性能は施工の精度に大きく左右されます。
全棟で気密測定を行っている会社を選ぶことで、確実に気密性を確保でき、施工ミスを防げます。
6. メンテナンスしやすい1種換気または適切な換気システム
換気システムが不適切だと、カビや結露が発生し、家の寿命を縮める原因になります。
第一種換気システム(熱交換型)が理想ですが、それ以外でもメンテナンスしやすく、適切な換気計画がされているかを確認しましょう。
7. 太陽光発電5kW以上
太陽光発電は初期投資がかかりますが、長期的に見れば電気代の削減に大きく貢献します。
5kW以上の発電容量を確保し、可能なら蓄電池も導入すると災害時の備えにもなります。
8. オール電化
オール電化は光熱費の管理がしやすく、電気代の安い深夜電力を活用できるメリットがあります。
ただし、料理などでガスを使いたい場合は、好みに合わせた選択も可能です。
9. メンテナンスが少ない外装材の選定
外壁や屋根材は、定期的なメンテナンスが必要ですが、耐久性の高いものを選ぶことでコストを抑えられます。
塗り替えの頻度が少なく済むものを選びましょう。
10. メンテナンスが少ないシロアリ対策
シロアリ被害を受けると、大規模な修繕が必要になることも。
防蟻処理だけでなく、シロアリが発生しにくい構造や材料を選ぶことが重要です。
まとめ
家づくりでコストを抑えつつ、長く快適に住み続けるためには、耐震・断熱・気密・換気・メンテナンスの少なさを重視することがポイントです。
「初期費用を安く抑えたけど、あとから後悔した…」
ということにならないよう、長期的な視点でお金をかけるべきところと削減できるところをしっかり見極めましょう!
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