「木を継ぐ」・・を見て思うこと。
周南の現場では 仕上げ工事に余念がありません。
昨日は建具屋さんに造り付け家具を取り付けてもらいました。
全容はまだお見せできませんが
一歩ずつ完成に近付いています。
今朝 テレ西だったか 「木を継ぐ」と、言う番組をやっていました。
九州・飯塚市の花元建設さんの造られたお寺や その職人さんのことを放映していました。
若い棟梁が 一心に木と向かい合い 柱の入り組んだ図板だけで神社を建てていきます。
機械に頼るプレカットではなく 手刻みで 木の本性までも知り得て柱を加工する。
若い彼らの目指す先には 自分たちの利益ではなく
ただ木が好き・・造ることが好き・・好きだから・・目がとても輝いていました。
大工を目指していた人が現場監督になったり 家を売る立場の営業になったり・・
いろんな人たちの経歴がありますが
簡単に「大工でした。」と言えない 重みすら感じました。
今朝の大工さんたちは 利益を得ようとかそんな邪念はなく いい仕事を残すこと・・だけを感じました。
暑い夏 炎天下での作業・・
汗を流しながら 見つめる先は 木と向き合い 木を生かし 木を継ぐ。
お金だけではない 何かに向かっている若い棟梁たちに拍手をおくらずにはおれませんでした。
若い大工さんたちが 伝統の工法を習得し 技術をつないでくれる・・
同じ大工としてこれほど嬉しいことはありません。
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