家造りと子育てと・・。
「家の作りやうは、夏を旨とすべし。冬は、いかなる所にも住まる。暑き比(ころ)わろき住居(すまひ)は堪え難き事なり」。
兼好法師『徒然草』の中でも広く知られ、日本の住まいづくりにはこの言葉がよく用いられ
基本としてきたところもありますが・・。
「夏を“旨とする”住宅の作り方は、いくつかの問題があります」と前真之・東京大学准教授は語る。
・・と言う記事。
環境省がZEH住宅を進めていて
夏涼しく冬暖かい・・太陽光発電も備えて 補助金がもらえて・・至れり尽くせりですが
私達のお客様は やはり夏を旨とする住宅を求めてこられるお客様が多いです。
まだまだ都会に比べれば山や海・・自然が多いのでそこまでの高気密高断熱を求めるより
中気密中断熱でいい・・私たちも同じ考えです。
確かに省エネルギー化の時代で、機能的には冷暖房効果の高い住宅はいいですが
その環境は人間にとって果たして幸せだろうかと思うのです。
冷暖房効果の高い住宅ということは、冷暖房を使うということ・・
それよりもできるだけ使わなくても済むような住宅、
夏は少々暑く、冬は少々寒いくらいの住宅でも私は良いような気がするのですが。
特に子供たちは、大人になっていろんな環境に対応していかなければならないのに、
暑いとか寒いとか言ってこれからどう生きていけるのか・・
できるだけ電力など頼らず、暑さや寒さもほどほどに和らげてくれる家・・
そんな家をつくっていきたいと思っています
子育ても同じで
自分の都合で遅刻したからと言って お母さんが車で 学校へ送っていくより
歩いてでも学校へ行く・・そんな心の強さを培ってほしい・・と、
子供可愛さもわかりますが そう思います。
最近の家造りと子育て・・国も利益だけに目をやって
他はおざなり・・ではどうかと思うのですが・・。
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