古い名刺
梅雨がジワジワ浸透し 夏の準備をし始めて・・昨夜も少し蒸し暑い夜でしたが
これからが夏・・体を慣らしていく時期ですね。
昨日も設計士さんと話す機会があったのですが
最近頻繁に起こる地震を踏まえて まだまだ丈夫な家を造りなさいと言われているそうです。
阪神淡路大震災以降、東北や熊本・・最近では大阪・・と 全国各地で地震の被害が相次ぎ、
天災に対する備えへの関心は飛躍的に高まっています。
そのたびに 木造の家の倒壊現場ばかりが掲載され、「木造の家は地震に弱い」といった議論も聞かれましたが、
その後倒壊した建物は手抜き工事ないしは戦前の古い施工であることが明らかになりました。
強い揺れが来ても 新築住宅でも倒壊したりするところもあれば しっかり建っているところもあるように
何が違うのか・・と聞けば 実は正しい施工がされてなかったそうなのです。
また金物工法を用いた現場でも その金物工法が間違っていたり・・最終的には業者のモラルがかかわってきます。
住宅産業と言われるように 仕事を受けて早く完成させ 多くの利益を出す..その「早く」のために
伐採して間もない生材を未乾燥のまま使う業者も多いと聞きます。
昔は山の木で家を造るために何年がかりで家をつくっていましたが、今は金物の発達やプレカットの普及によって工期が短くなり、自然の状態で木を乾燥させていては間に合わなくなってきたのもあるようです。
乾燥材を使うべきであることは大工が良く知っていますし、公庫の施工でも含水率20%以下が理想とされています。それにもかかわらず生材を使うのは、お客様がわからないことをいいことにした手抜きに他ならず、それがお客様の命を守る大事な構造材であることを考えれば、到底許せないことなのです。
丈夫な家を造るための第一歩でだから・・。
数年前にもらった 材木屋さんの名刺。
何十年か前にいただいたもの。
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