新潟と山口

ご施主様の奥様は新潟県出身・・そしてお父様は同じ建築業。
昨日は遠路遥々　床柱や階段材、大黒柱などを持ってきてくださいました。
片道　１０００キロ近くあるのではないでしょうか・・長い道中お一人で運転してきてくださいました。
現場で荷受けの時から　桧のいい香りが立ち込め　
もち肌のような　きれいな木目も優しい感じでした。
お父様と職人と主人と・・専門的な聞きなれない言葉も出てきて
やはり同じ職人・・つながるものがあるようです。
持ち帰った倉庫でも職人と　どうする・・こうする・・と話していました。
最近は階段材もプレカットすることが多いのですが　今回は手作業。
それが新潟では普通・・職人ならば当然の仕事なのでしょうが　ここ山口県は　簡易にプレカット。
階段も付けられない大工さんも多いとか・・。
大工さんのレベルの差はこんな細かな仕事に現れるようです。
武者震いするようないい材料をいただき　昨夜も夕飯時義父と
職人冥利のいい家ができそうだと話していました。
ありがたい事です。
ご縁をいただきこのような仕事をさせていただくこと、
職人の仕事を理解してくださること・・地味であまり上手はありませんが
感謝の気持ちが仕事に現れるよう　頑張りたいと思います。
新潟の木を取り入れた　奥様にも懐かしい家造りです。
来週には上棟・・寒さは厳しくなりますが
家造りを通じて新潟と山口の架け橋でつなげたいと思います。