強い家。
熊本・大分の地震では何軒もの家が倒壊し悲惨な状態を目の当たりにしました。
ほとんど毎日と言っていいほど映し出される壊れた家。
家族を守るための家でもあったのですが・・。
ニュースなどでも問題になる日本の住宅。
木造住宅はいつも標的になってしまいます。
今回の熊本では 瓦の家の瓦が落ちていました。
特に昔造りの棟に何層も瓦が積んである 棟瓦が落ちていました。
昔は瓦を2,3枚置き止める・・と言う風に間隔をあけて留めていましたが
最近は 一枚ごとに留めてあります。
山口県でも17,8年前の台風で瓦が飛ぶ被害があり
その後は一枚一枚留めてあるそうです。
また壁が少ないと強度面で弱いとも言われています。
家の南側は日当たりがいいので 大きく開けたいところですが
壁面が少ないほど 強度は弱い・・適度な壁面は必要です。
図面の打ち合わせをする時も 広々したリビングを希望される方も多いと思いますが
設計士の意見も聞いて 強度の観点からも家造りを見る必要があると思います。
昨日も朝のTV番組で 瓦のことや壁面のことに加えて壁の内部に耐力面材を貼ることを勧めていました。
私たちはすでに加えているのですが 筋交いを入れて断熱材を入れ外壁へと工事をするのですが
筋交いの後に耐力面材を貼り後の工事へと移ります。
私たちは強度を増すためにこの「ナカムラ工法」を用いています。
阪神大震災のあの惨状を見てから 独自に加えている工法ですが
壁の内部で無駄と思われることもきちんと加えています。
ご施主様には家の完成図を想像してもらうのですが
造り手の私たちは壁の内部の見えないところまでみて 工事をしています。
今まで家を建てさせてくださったご施主様 どうぞ安心してください・・はいっていますから。
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