また 気持ち新たに。
4月1日。
今日から新年度です。
新しい気持ちでご先祖様のお墓参りと 氏神様へ行って気持ちを新たにしてきました。
「お墓参りをよくするね。」・・と言われます。
「近くなったからかね・・。」と言いますが ご先祖様を大事にされている人を長く見ていて
私たちも・・と思ったのです。
浄土宗 のお坊さんのお話です。
あなたは、相手の為だと思った行動がうまく行かず、落ちこんだ経験はありませんか?
私は電話や手紙などで悩み相談のボランティア活動をしています。
そこでは、老若男女問わず、多くの方々から、さまざまな悩みを聴かせていただいています。
そんな中、悩みを解決してあげようとしてもうまく行かず、
何もできなくて無力感に陥ることがあります。
ちょっとした誤解から怒られ、電話を切られてしまう。
そんなことが時々あります。
人の為にやっているのに、
どうしてこんなにうまく行かないのだろうと落ち込み、
同時に憤りさえ感じたこともありました。
そんな時、ある先輩の僧侶の一言が胸に突き刺さりました。
人ため、世の中のため
と言って行う行為は全部偽善だよ。
人の為と書いて「偽り」という字になるんだからね。
(人 + 為 = 偽)
と言われ、ドキッとしたのを覚えています。
お釈迦様は、「因果説」で、
自分が行うすべての行為は、
よいことも悪いことも、いつの日にか必ず自分に戻ってくる
と説きました。
人の為
は実は、
自分の為
ひいては
お互いの為
となるのかもしれません。
私も その人のため・・と思って うなずいてきたことがあります。
その人の考えや行い・・すべて受け入れてあげていましたが その人の根本が間違っていると思いそれまでの考えを覆してしまったことがあります。
その人は「裏切られた。」と言われていると聞きましたが 確かに裏切りかもしれませんが
この教えを聞いた時 自分の行いが「偽り」だった事に気づいたのです。
かたくなに自分の考えを前面に通す、
自分の考えに 同調してくれる人だけと付き合う・・
確かに それも生き方かもしれないけど それもちょっと違うと気づいたからです。
少し肩の力を抜いて いろんな人の考えを聞いてみると何か違った考えも出てくるものですね。
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