草取り　苦悟り　くさとり

昨日は　穏やかな天気だったこともあり行動も軽やかでした。
朝　お墓の草取りに行ったのです。
地元を一望する高台にある墓地は　少し煙っているようでしたが　眺めがいいところです。
草取り・・
雑草には強くてたくましいというイメージがあると思いますが
植物学的には弱い植物なのだそうです。

水も光も養分もそろった好条件のもとでは強い植物に負けてしまいます。
そこで雑草は、抜かれたり、踏まれたりという過酷な環境下に身を置き、
逆境を乗り越える力を身につけ、
生き残ってきた植物だということです。

乾燥・日照不足・低温などのストレスに耐え、
種の状態で、土の中で、何年も、時には何百年も踏まれても踏まれても
発芽するチャンスを待つ雑草もあるそうです。
そして、一度芽を出すと、ご承知のように成長はとても早いですね。

抜かれたときに種を撒き散らし、
時にはゴミとして運搬された先でまたチャンスを待ちます。
弱い雑草でも、逆境の中でじっくりと耐えて、生き残っている。
それは、いのちをつなぐという使命を全うしようとする強さの表れではないでしょうか。

我が身を雑草の苦を置き換えて、
そんな健気な雑草の生き方に学び、

雑草の苦を悟る。

お墓参りに行って、草取りをしながら、雑草のように「苦悟り」をしてみては如何でしょうか。
悩み坊主さんのブログです。
お彼岸前だから　掃除に来られている方もおられました。
この後は　自宅に帰ってからも草取りをし　掃除をし・・。
春待つ準備をしています。

  2014/03/17  

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