かけがえのない宝石。
今日の説法より・・
一昨日だったか曹洞宗 貞昌院 ご住職のお話でした。
仏教の世界観を表す言葉に インドラの網 というのがあるそうです。
インドラというのは帝釈天のことです。
帝釈天は、須弥山(しゅみせん)という山の宮殿に住み
屋根には蜘蛛の糸より細く透明で美しい網がかかっています。
その編み目には様々な色に輝く宝石が結ばれていて
その無数の宝石は、それぞれがお互いに照らし合って輝いています。
一つ一つの宝石が かけがいのない存在として幾重にも関係し合っているのです。
この一つ一つの宝石は、私たち一人一人の存在に置き換えられます。
しかし、宝石は時には曇ってしまい、光は薄れてしまうことがあります。
そんな時は、その宝石だけでなく、周りの光も鈍くなってしまいます。
逆に、一点の曇りもないきれいな心の宝石は
周囲に明るく光を放ち、宝石達はお互いにキラキラと照らし合って
より一層輝きを増していきます。
そして、その光はまた反射して跳ね返り
ふたたび自分を照らす光になります。
あなたもかけがえのない宝石です。
そうです・・あなたが輝けば世界も輝くのです。・・というものでした。
このお話を聞いて いつも自分たちの心の中や 自分たちの家造りに置き換えてみています。
家造りも 工事はどこかの工務店に依頼し 家を造ることはできますが
私たちはそれができないのです。
一軒の家を輝かすために たとえ違う職種の業者さんがこられても
その業者さんが同じようにその家を輝かしてくれるよう仕事をしてくださるか・・御施主様の
かけがえのない家を輝かすために工事をしてくださるよう 協力してもらっています。
いろんな専門の職人さんが 力を出し合い 一軒の家は出来上がります。
私たちが工事をさせてもらった家は 私たち職人のかけがえのない宝石なのです。
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