つながり
先日の建築士会の なんでも相談会 でも講師の村越先生が 言われていました。
「最近は リフォーム業者も増え 全国のリフォーム会社が支店を出し余分な工事まで進められ 何年かすれば その業者さんもいなくなるということもあるそうです。
いかにも支店と言えば響きがいいようですが 地元にもリフォームをされる業者さんもたくさんおられます。地元の業者さんは長い付き合いになるので いい加減な事はできません。長くその地で経営されているからには きちんと仕事をされていて 地元を裏切らないから・・」
2,3年前 お見積りをさせていただいたのですが 縁がなくて他所の工務店さんで建築された方が おられます。当時はその工務店も年間何棟かを建築される工務店だったのですが 倒産されたそうです。(倒産ではなく夜逃げ?)あくまでも噂なのですが 実際にその工務店はもうなくなったのです。
工事は 完成したのですがアフターサービスや修理はどうなるのでしょうか?住み始めてまだ2,3年・・これから何らかの修理が必要になったらどうされるのでしょうか?
私たちは地元で 地道に建築の仕事をしてきました。
造ったモノ・家でも、必ずその後ろには人がいて、その『つながり』があるということ。
人から人へとつながったモノは、責任もあるし、変化に応じた対処ができます。
もしかしたら今の世の中、その人と人とのつながりが薄れて、ただ手に入れば、しかも安く・・・それでいい。
そんな風になっているのではないでしょうか。
当然、いろんなものの成り立ち方があって、価値観もさまざまですがでも、こんな時代だからこそ、せっかく手に入れるものは、人が見えるモノ、感じられるモノでありたい・・・そう思うのは 私だけではないはず・・。
画像<ivory>
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